『死神と天使の円舞曲』=知念実希人

我が主様の指示で地上に降り立ったレオとクロのシリーズ。

今回はクロ目線とレオ目線が入れ替わり放火の謎に迫っていく数日を描いている。いつも通りスピード感のある展開で一時も目が離せない。

「頸椎が錆びついてるような動きで、大河は振り返った。」「様々な感情が複雑に混ざり合い、全身の細胞を満たしていく」など、著者のことばの豊富さ、表現のうまさには相変わらずうならせられる。

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