『読書記録』=大江健三郎

大江健三郎の「読書記録」についての考え方が国語の教科書(光村)中3に書かれていたので引用する。

~以下引用~
公民館に村の人が寄付した本が集められていた。一年間、ほぼ毎日通いそこの本は全部読んだ。家に帰り「お母さん、僕は公民館の本を全部読んだ。」と言ったところ公民館に連れていかれた。
適当に取り出した一冊の最初のページを母が読み、後を続けるように促された。「最初の一冊はたまたま覚えていたが、その次、わからない。はい次、わからない。すると、あなたは何のために本を読むのか、忘れるために読むのかと言われた。」
これはいけないと思って、カードをつけるようになった。
一冊読むと、自分がどう思ったかを記し、大切な行を抜き書きする。
~以上引用~

これまでこのカテゴリーを「本の紹介」としてサワリだけ書いていたが、私の行いたかったのは単に本の紹介ではなく、読んだ人と感動を共にしたいことだったでカテゴリー名改め「読書メモ」とし、多少ネタバレになってしまうかもしれないが思ったことを書き綴っていこうと思う。

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